プルースト研究にも役だつウェブサイト
リンクの最終確認・改訂 : 2024-03-14
フランス文学全般
日本フランス語フランス文学会
当会の定例研究会も、原則として、この仏文学会の大会に合わせて開催されています。
CiNii Research
国立情報学研究所の構築した日本の大学図書館所蔵図書、雑誌記事、科研費の書誌情報のデータベース。論文によっては機関リポジトリ内の電子版にアクセスできる場合もあります。2022年4月から従来の3つのデータベースを統合した今の形に変わっています。
La Société d'Histoire littéraire de la France
フランス文学史学会。フランスにおける主要な文学研究団体の一つ。100年以上の歴史を有する学術雑誌Revue d'Histoire littéraire de la Franceを刊行。サイトからはこの雑誌に掲載された書評などを閲覧できます。
Gallica, bibliothèque numérique
ガリカ。フランス国立図書館Bibliothèque nationale de France (BnF)の創設した電子図書館のサイト。BnF所蔵のプルースト自筆草稿の電子画像も、このサイトで無料で見ることができます。
RetroNews
フランス国立図書館の新たなウェブサイト。1631~1950年までのフランスの新聞2000タイトル以上をネット上で閲覧できます。プルーストの時代のパリの主要紙だけでなくマイナーな新聞、短命だった新聞、主要地方紙も含まれています。有料会員の登録を行なえば強力な検索機能が使えますが、OCRの正確さは紙面のオリジナル画像によって大きく左右されています。
なお、BnFの地方紙に関する別なウェブサイトPresse locale ancienneでRetroNewsがカバーしていない新聞で閲覧できる場合があります。
Persée
フランスで刊行されている学術雑誌電子版のポータルサイトの一つ。発行後一定期間を経たバックナンバー電子版を無料で閲覧可能。
CAIRN
フランスで刊行されている学術雑誌電子版のポータルサイトの一つ。
プルースト研究
ITEM. Équipe Proust
プルースト研究チーム。フランス国立学術センターCNRSの一部門、近代テクスト・草稿研究所ITEMに所属。草稿研究の中心で、専門学術誌Bulletin d'informations proustiennesを毎年刊行。2017年11月ウェブサイトをリニューアルしました。
Société des amis de Marcel Proust et des amis de Combray
プルースト友の会。会誌で研究学術誌も兼ねるBulletin Marcel Proustを毎年刊行。2018年ウェブサイトがリニューアルされました。
Kolb-Proust Archive for Research (University of Illinois, University Library)
コルブ=プルースト研究センター。アメリカ、イリノイ大学図書館に併設。プルーストの遺した膨大な書簡の執筆年代研究に一生を捧げた故フィリップ・コルブ氏の研究資料を収蔵(リンク先のアドレスが変更になりました)。
Pôle Proust
「プルースト研究拠点」(仮訳)。Anne Simon氏主宰。社会科学高等研究院EHESSとフランス国立学術センターCNRSの共同研究機関である「諸芸術と言語の研究センター」(仮訳)Centre de recherches sur les arts et le langage (CRAL)に所属。 « Proust au croisement des disciplines »を旗印に学際的な研究を推進。
プルーストと所縁の土地
Musée Carnavalet
カルナヴァレ美術館。その一角に復元されたプルーストの寝室の画像と説明が見られます。
La Maison de Tante Léonie-Musée Marcel Proust
レオニおばの家・マルセル・プルースト博物館。イリエ=コンブレーにあり、プルーストの父方の伯母アミヨ夫人の旧宅を博物館としたもの。上記のプルースト友の会が管理。
プルーストと関係ある人物(作家、音楽家、画家など)
プルーストにも関係の深い文学者のうち、スタンダール、バルザック、ジョルジュ・サンド、ボードレール、マラルメについては、日本でも研究会が組織されています。これらの研究会のウェブサイトへは、上記の日本フランス語フランス文学会のウェブサイトのリンク集の頁から入ることができます。
Société Chateaubriand
プルーストにも大きな影響を与えた文学者シャトーブリアン(1768-1848)に関するサイト。
Centre de recherche Nerval (CRGN)
プルーストにも大きな影響を与えた文学者ジェラール・ド・ネルヴァル(1808-1855)を始め、ロマン派の文学者の研究に関するサイト。ベルギーのナミュール大学Université de Namur所属。
The Ruskin [The Ruskin Research Centre, The Ruskin Library]
プルーストが翻訳・研究したイギリスの思想家ジョン・ラスキン(1819-1900)に関するサイト。英ランカスター大学Lancaster University所属。2019年のラスキン生誕200周年に合わせてリニューアルされました(2019-02-01確認)。さらにふたたび改装され、URLとともにフロントページの名称が« The Ruskin »と改められました(2024-09-09確認)。『ラスキン全集』(« The Library Edition », 1903-1912)のpdf版はサイト内で移動し、フロントページ上部のナビのCollection & ResearchタブのプルダウンメニューResourcesから閲覧ページに移動可能。
一般財団法人ラスキン文庫
ラスキンに強い影響を受けその思想を日本で広めようとした御木本隆三(1893-1971)の収集した図書を基に1984年に創設された学術団体。2023年9月ウェブサイトがリニューアルされました。
W.T. Bandy Center for Baudelaire and Modern French Studies
プルーストにも大きな影響を与えた詩人シャルル・ボードレール(1821-1867)研究のサイト。米国テネシー州ナッシュヴィルのヴァンダービルト大学所属。
Centre Flaubert
プルーストにも大きな影響を与えた作家ギュスターヴ・フロベール(1821-1880)研究のサイト。『ボヴァリー夫人』など作品の草稿や4000通以上の手紙が関連サイトで閲覧可能。ルアン大学Université de Rouen所属。
Maurras Actuel - Actualité de Charles Maurras
思想家シャルル・モーラスとアクシヨン・フランセーズに関するサイトですが、プルーストの友人だった作家レオン・ドーデ(Les contemporainsの項からアクセス)、先輩の作家モーリス・バレス(Les collatérauxの項からアクセス)についても充実した書誌が掲載されています。
Gidiana
『失われた時を求めて』の出版とも関わりの深い作家アンドレ・ジッド(1869-1951)に関するサイト。University of SheffieldのAndré Gide Editions ProjectとAssociation des Amis d'André Gideによるサイト。
Société des amis de Colette
プルーストとも親交のあった作家コレット(1873-1954)に関するサイト。
Anna de Noailles
プルーストも讃美を惜しまなかった詩人アンナ・ド・ノアイユ(1876-1933)に関するサイト。Catherine Perry氏主宰。
Association Reynaldo Hahn
プルーストの親友で作曲家のレーナルド・アーン(1874-1947)に関するサイト。
日本フォーレ協会
プルーストも愛好し交流のあった作曲家ガブリエル・フォーレ(1845-1924)の演奏と研究を通じてフォーレとフランス音楽の普及を図る団体の公式サイト。
Antonio de La Gandara : Un témoin de la Belle époque (Les Amis d'Antonio de La Gandara)
プルーストとも親交のあった画家アントニオ・ド・ラ・ガンダラ(1861-1917)に関するサイト。
Les Amis de Paul-César Helleu
プルーストとも親交のあった画家ポール・セザール・エルー(1859-1927)に関するサイト。エルーのカタログ・レゾネ(オンライン版)が公開されています。ウェブサイトのほうはリンク(https://www.helleu.org)が切れているようですが、facebookでつながります。
John Singer Sargent Virtual Gallery
プルーストと同時代の流行画家であったジョン・シンガー・サージェント(1856-1925)に関するサイト。サージェントだけでなく同時代の流行画家たちの作品も見られます。Natasha Wallace氏主宰。
Palazzo Fortuny (Museo Fortuny)
プルーストの友人・知人の親戚でもあった、スペイン生まれでヴェネツィアで活動した芸術家マリアノ・フォルテュニー(1871-1949)の旧邸宅で現在は彼に捧げられた美術館(ヴェネツィア市立美術館財団Fondazione Musei Civici Veneziaに属す)の公式サイト。